Googleナレッジパネルの認証方法と期待できる効果【書籍化作家向けTips】
突然ですが「ナレッジパネル」をご存じでしょうか?
Googleで著名人の名前を検索すると、その著名人の情報がまとめられたパネルが表示されます。
例として、小説家の一穂ミチさんをGoogle検索しました。
このように、一穂ミチさんの情報が見やすく羅列されます。
Twitterアカウントのリンクも紐づけられています。
へぇ~、有名人になるとこんなものができるんだね!
ぼくには縁のない話……
はにぃくん、それは違うぞい!
誰だ!?
ワシは一部の人に役立つかもしれない情報を勝手に喋る上野博士。
書籍化したら、半自動的にナレッジパネルができる可能性が高いのじゃぞ!
ていうことは…?
ナレッジパネルを知らないと、機会損失をすることがある。
はにぃくんの中身()も最近本を出せたそうじゃが、大丈夫かの…?
機会損失なんてやだー!!
上野博士、ナレッジパネルについて教えて~!!
ナレッジパネルとは
ナレッジパネルは、ナレッジグラフに存在する対象(人、場所、組織、物事など)を検索したときに Google に表示される情報ボックスです。あるトピックに関する概要を簡単に確認できるようにするためのものであり、ウェブ上で利用可能なコンテンツについて Google が把握している内容に基づいています。
ナレッジパネルについて
ナレッジパネルは自分で作成するものではなく、自動的に生成されます。
作品が書籍化すると、版元さんはもちろんAmazonや楽天、各ネット書店さんに自分の作品と著者名が載っていきますよね。なので、半自動的にウェブ上に自分の情報が蓄積していき、ナレッジパネルが生成されるのです。
ナレッジパネルで起こり得る機会損失
はにぃくんの中身(蜂賀三月と言います)も3月25日に書籍化デビューを果たしたのですが、すでにナレッジパネルが生成されています。
ほんとにできてる!書籍情報もTwitterのリンクも載ってるね。
でも、作品名に(仮)がついてる。なんで?
正式なタイトルは『絶対通報システム~いじめ復讐ゲームのはじまり~』です。
副題が正式に決まるまでは各販売ページで『絶対通報システム(仮)』で登録されていたからだと考えられます。
このように、ナレッジパネルについては自動生成されるものなので、情報が遅れていたり、間違っていたりすることがあります。
え!? でもこれって作家名で検索したときに、一番目立つ様に表示されるんじゃ…?
そうなのじゃ!
SEO的視点で言えば、自分の名前で検索されたときに関連する書籍や情報が出てくるのはとても心強いことじゃ。違う作品への動線ができるからのう。自分の名前で検索する人は誰か考えてみよう。書籍を読んで別の作品を読みたくなった人や、もしくは仕事を依頼したいと思った人かもしれない。
せっかく検索してくれたのに間違った情報が一番目立ってたら最悪じゃ。間違った情報が掲載されている場合は修正しておいた方が無難だとワシは思うぞい。
例えば筆名が自分以外の誰かと似ていたり、既存するサービスやモノの場合は間違った情報が登録されてしまうケースが多いようです。写真が別人で登録されていることも多いらしく、その場合はナレッジパネルの認証を受け、情報を修正する必要があります。
ナレッジパネルの認証を受ける方法
認証には本人確認が必要となります。
自分のナレッジパネル上にリンクがあります。
私の場合は、「記載されている情報を更新したい」と書きました。
- 本名と顔写真付きの証明書(運転免許証等)が必要です。
- それと一緒に自撮りをした写真を提出しなければなりません。
- 証明書は顔写真と本名以外の部分は隠してください。
自撮り写真は一定期間後にGoogleから消去されます。
その自撮りがパネルに表示されたりはしないので安心してください。
……この自撮りが地味に嫌な作業です。
私の場合は10時間もしないうちに受理されました。
認証が完了するとできること
上のペンマークがついているところの修正リクエストが可能になります。
私の場合は
- 筆名
- 職業
- 書籍情報
- SNSリンク
の修正をリクエストすることができます。
修正をリクエストする場合は、その正確性を裏付ける理由やページを記入しなければなりません。
職業も「著者」から「小説家」や「作家」に変えられると思います。
残念ながら自分でwebページを追加することは原則できないので、Googleさんが追加したときに正しいリンクに修正をしていきましょう。
全体のフィードバックというものを送信できるので、その情報に基づいてナレッジパネルを変更してくれる可能性はあります。ポートフォリオや個人サイトを所持している場合は、そのURLと一緒に「情報の修正を提案」してもいいかも。
ちなみに書籍のタイトルの修正は2時間程度で受理され、反映されました。
まとめ
自分の好きな作家さんを検索してみるとわかると思いますが、ナレッジパネルが正確な情報だと、自分自身や作品を知ってもらえる機会が増えます。
複数の書籍を刊行している場合は、他の作品への動線もできるのでナレッジパネルは自身を応援してくれる頼もしいツールとなるでしょう。
ただ、自動的に生成されるものだということを忘れてはいけません。
自分の筆名によっては、生成されるのが難しい場合もあると思います。
博士としては筆名は誰とも被らないように、検索に強い名前にしておくことをおすすめするぞい!!
正しい情報発信はあなたを応援するファンのためにもなります。
ぜひ、この機会にナレッジパネルを確認してみてください。
記事を読んでいただき、ありがとうございました!
コメント