小説をセルフ出版!kindleダイレクトパブリッシングで出版するための手順
最近では自作の小説をKDP出版する方も増えてきています。
電子書籍化だけでなく、ペーパーバッグ(紙書籍)への対応も始まったことで、今後さらに需要は高まりそうです。
私も実際にKDPで小説のセルフ出版を行いました。
今回は共有の第1弾として、セルフ出版を行うために必要なこと、準備するものの手順を紹介します。
kindleダイレクトパブリッシング(KDP)とは?
amazon.comが運営するセルフ出版サービスです。
登録と原稿の準備さえすれば、誰でも自分で本を出版・販売できます。
小説やエッセイなどの文章だけでなく、絵本・写真集・漫画も出版可能で、日本だけでなく世界中に販売できるのも特徴です。
登録方法
次に、登録の手順と方法を説明します。
KDPアカウントの作成
こちらの公式ページから登録を進めます。
amazonをすでに買い物などで使用していてアカウントを持っている場合は、ユーザー名や情報をそのまま使用できます。
アカウントを持っていない場合はアカウントを作成する必要があります。
- 名前
- メールアドレス
- パスワード
の3点を入力し、アカウントを作成しましょう。
これでアカウントの作成ができました。
出版するための情報入力
これだけの情報では「アカウントの情報が不完全」という表示が出て、出版の手続きはできません。
出版に必要な情報を入力していきます。
- 著者/出版社情報
(国・氏名・住所・電話番号)
これは筆名じゃなく本名を入力します。書籍での名前は変えられます
- 銀行口座
印税受け取り用の口座だよ
- 小切手による支払い
入力する必要はありません
- 税務情報
これが少しややこしいです。注意していきましょう。
①受益者の種類・税制上の国籍(居住国)、フルネームを入力します。
②続けて、定住所・郵送先の住所を入力します。
③「仲介者として行動する代理人ですか?」という質問があります。
ほとんどの方が代理人ではないと思いますが、状況に合わせて選択してください。
④米国人であるかの確認
当てはまるものにチェックを入れたらOK。(ほぼないと思いますが)
⑤「TIN」の所有に関して
TINはTaxpayer Identification Numberの略で、米国での納税者番号のことです。
ちなみに、マイナンバーの数字を入力する必要はありません。
「TINは持っていない」として提出すればOKとのこと。
これで登録・情報の入力は完了です。
原稿の準備方法
KDP出版を行うにはKDP出版用に書式設定を行う必要があります。
①書籍にしたいテキストデータを用意する
②でんでんコンバーターで設定を作ってEPUBに変換するか、Wordで書籍設定を作っていく。
(自分はWordで作りました)
③前付や目次、奥付を作る。
特に奥付は著作権表示においても大切。絶対に忘れないでください
原稿の作り方に関しては色々なサイトが細かく書いていますし、今回は割愛させていただきます。
目次を作ったり、画像を入れたり、ハイパーリンクとして自分のSNSページへのリンクを貼ったりすることもできます。
④作成後、KDPがサポートしているファイル形式に変換しましょう。
⑤原稿が出来たら電子書籍の表示を確認します。
これにはamazonが公式で出している「Amazon Kindle Previewer」というソフトを使用します。
KDPにサインイン→ヘルプ→ツールとリソース→「Kindle Previewer」をクリックしていきます。
windowsかmacを選び、ダウンロードすればOKです。
出版してから表示がめちゃくちゃ!なんてことが一番めんどくさいので、ここでしっかり確認しとこう!
小説の表紙を作る
出版申請のためには小説の表紙が必要です。
表紙は、読者に作品を届けるための重要な要素です。
実用書と比べると小説は検索に引っ掛かりにくい側面もあるので、できるだけいいものを使いたいところです。
気合いを入れて作るか、場合によっては依頼してもいいでしょう。
ここで忘れてならないのが「自分が著作権を侵害しないこと」です。
「商用利用OK」な画像、フォントで作成してください。
サイズは2560×1600 pxがオススメです。
こちらの記事も参考になると思います。
ここまできたら、あとは出版申請をするだけです!
まとめ
KDP出版において必要なことを簡単にですが説明させていただきました。
銀行口座・マイナンバーは必要! TIN情報は登録しておきましょう。
指定のファイルに変換! 前付け・奥付けは作る!
商用利用可能な画像にしてね!
今回は小説のKDP出版において、最初の手順を紹介いたしました。
利益率については、こちらの記事で説明をさせていただきました。
記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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