10文字ホラーとは?著名人も参加した「世界一短い怪談」
「10文字ホラー」は2021年の夏、Twitterで10万件以上の投稿が集まり話題になりました。
#10文字ホラー大賞は参加のしやすさからも色々な方が応募し、そのなかには有名人・著名人も……。
とてつもない爆発力をもったこの怪談は異例の速さで書籍化も決まりました。
今回の記事では、その10文字ホラーの魅力はもちろん、参加された著名人の作品もご紹介します。
10文字ホラーとは
企画作家の氏田雄介さんが発案した世界一短い怪談。
氏田雄介さんは10文字ホラーの他にも「54字の物語」や 「あたりまえポエム」でも有名ですが、そちらはまた別の機会にご紹介したいと思います。
10文字ホラーのルールは簡単。10文字でホラー作品を創るだけ。
基本ルール
・文字数は10文字ぴったりに収めること
10文字ホラー大賞を開催します|考え中のこと|note
・句点は不要
その部屋、何があったのさ…
このように、10文字だけで怖ろしい何かを想像させるようなものが10文字ホラーの醍醐味といえるでしょう。
また、10文字ホラージェネレーターという作品を専用の画像にしてくれるwebサイトも作ってくれています。
これって10文字ホラー大賞に応募したときの管理人の気持ちじゃ…
本来はホラーなのでこのような怖さは適切ではないのですが、あくまでも作成の例ということで……。
10文字ホラー大賞で入賞した作品は、こちらから見れます。是非読んでみてください。
著名人の10文字ホラー
10文字ホラー旋風がTwitterに吹き荒れたのは、応募のしやすさの他にも多数の著名人が参加したのも理由のひとつだと考えられます。
小説家だけでなく、芸能人やアーティストまで10文字ホラーに言及しました。
その影響力は凄まじく、開催発表の数日後にはラジオやテレビでも紹介されています。
書籍掲載作品以外は見つけにくいと思いますので、今回こちらでまとめさせていただきました。
ダ・ヴィンチ恐山さん
品田遊名義で小説家としても活躍されている恐山さん。
オモコロでその名前を知っている方も多いのではないでしょうか。
藤田ニコルさん
鬼龍院翔さん(ゴールデンボンバー)
梨さん
米澤穂信さん
ヒューマン中村さん
松丸 亮吾さん
この作品を書いたのは角谷進之介さんですが、松丸さんの影響もあり広く拡散されました。
搦手とも言える作品ですが、皆さんはお気づきになられましたか?
朗読でさらなる恐怖へ
書籍化に伴い、豪華声優陣が朗読しています。
音声が入ったことで、さらにゾゾッとさせてくれますね。
声優は斉藤壮馬さん、三木眞一郎さん、大塚明夫さん。
どの朗読も雰囲気が出まくっていて、おすすめです!
でも、夜中聴くのはやめた方がいいかも
書籍
まるで爆発するかのように話題になった10文字ホラーですが、書籍も3ヶ月連続で刊行しています。
私も購入しましたが、内容はもちろん装丁もこだわりぬいて作られている印象でした。
10文字の作品の並び方や表現の仕方も工夫されていて、本当に面白かったです。
おわりに
世界一短い怪談の世界をお楽しみいただけましたか?
たった10文字で楽しませられる……それってとても素敵なことですよね。
現在コンテストは開催されていませんが、あなただけの10文字を考えて投稿するのもいいでしょう。
また、小説を書く方は10文字から発想を広げ、54字→140字→掌編小説と文字数を増やして表現するのも面白いかもしれませんね。
記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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