おすすめの小説投稿サイト13選|2025年利用するべきサイト一覧

小説投稿サイト一覧表

昨今、私たちにとって小説投稿サイトはどんどん身近な存在になっています。

小説投稿サイト発の作品が大ヒットし、漫画化・アニメ化・映画化することも珍しくありません。

ただ、小説投稿サイトといっても、その規模や種類・サービス内容は様々

どのサイトを利用するか悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、山ほどある小説投稿サイトの中からおすすめのサイトを厳選して紹介しています。

「小説を書きたい・読みたい」という方の役に立てればできれば幸いです。

この記事を書いた人
蜂賀三月
  • 現役の児童文庫作家
  • 小説投稿サイト発のコンテストから単著出版・アンソロジー作品収録の実績あり
  • 小説の執筆のほかにも公募ガイドでのエッセイ連載や文学賞の企画・運営など幅広く活動している
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目次

はじめに

小説投稿サイトの使用感は、書き手や読み手の属性によって大きく変わります。

結論から話すと、すべての人におすすめできる小説投稿サイトはありません。

自分がどのような小説を書きたいのか、小説を書いた先に何を求めるのかで投稿サイトは選びましょう。

おすすめするサイトは私が実際に利用して感じた個人的な所見と客観的に見える数字を基に選出しています。

  • 年齢制限があるサイト
  • 運営者が個人もしくは信頼性の低い企業が運営しているサイトに関しては原則掲載しておりません。

おすすめの小説投稿サイト13選

小説家になろう

  • 運営:株式会社ヒナプロジェクト
  • マネタイズ:不可
  • 月間20億PV、サイト掲載作品の商業化数は7,000以上の日本最大級の老舗小説投稿サイト
  • ランキング上位の人気作品になれば出版社から商業化の声がかかる可能性が高い
  • 「ネット小説大賞」をはじめ、多くの企業とタイアップしたコンテストを開催している
ユーザー数
書き手も読み手も多い
コンテストの開催頻度
長編の募集が多い
書籍化のチャンス
コンテスト・拾い上げ◎

カクヨム

  • 運営:株式会社KADOKAWA
  • マネタイズ:可能
    カクヨムリワード(広告収益)・ギフト(応援課金)
  • 月間7億PV以上、掲載作品はKADOKAWAから出版されることが多い
  • 最近では異世界転生作品以外にもホラージャンルが盛り上がりを見せるなど、様々なジャンルの開拓・掘り起こしにも積極的な姿勢あり
  • コンテストでは長編以外にも短編・児童向け・短歌やエッセイなど色んなジャンルのコンテストを開催。横溝正史ミステリ&ホラー大賞など権威ある公募もカクヨムからの応募が可能になっている
ユーザー数
月間利用者数は570万人
コンテストの開催頻度
ジャンルが豊富で多い
書籍化のチャンス
コンテスト・拾い上げ◎

アルファポリス

  • 運営:株式会社アルファポリス
  • マネタイズ:可能
    投稿インセンティブ(広告収入を100%還元)
  • 小説投稿サイトと漫画の投稿をはじめ、ビジネス記事や絵本など幅広いコンテンツを扱う
  • 毎月開催される「Webコンテンツ大賞」では「歴史・時代小説」のコンテストもあり、ほかのサイトでは注目されにくいジャンルのチャンスも用意されている
  • 商業出版の経験があれば、一部のジャンルでは原稿の持ち込みも可能
ユーザー数
月間ユニークユーザー283万人
コンテストの開催頻度
毎月開催
書籍化のチャンス
自社からの書籍化に積極的

エブリスタ

  • 運営:株式会社エブリスタ
  • マネタイズ:可能
    スターギフト(応援課金)
  • 「三行から参加できる超妄想コンテスト」「執筆応援キャンペーン」など、初心者でも参加しやすいコンテストが常時開催されている。妄想コンテストに入賞すれば「5分後」シリーズに収録されることも。
  • 「氷室冴子青春文学賞」など、エブリスタからしか参加できない有名なコンテストもある
  • 様々なジャンルの書き手がいるが、サイト全体では大人向けの恋愛作品が人気な傾向あり
ユーザー数
月間2億PV
コンテストの開催頻度
参加しやすいコンテストが常時開催
書籍化のチャンス
コミカライズの拾い上げ多数

野いちご

  • 運営:スターツ出版
  • マネタイズ:不可
  • 女性向けかつジュニア向け作品が主流
  • 野いちごジュニア文庫では原稿の持ち込みも可能
ユーザー数
コンテストの開催頻度
書籍化・コミカライズのコンテストあり
書籍化のチャンス
自社レーベルに沿った作品なら拾い上げの可能性◎

ノベマ!

  • 運営:スターツ出版
  • マネタイズ:不可
  • 青春・恋愛、あやかし・後宮ファンタジーが人気のスターツ出版文庫と異世界ファンタジーをメインに据えたグラストNOVELS・COMICSがある
  • 「キャラクター短編小説コンテスト」受賞作を長編化し書籍化するなど、書籍化のチャンスは多い。コンテスト落選作品が後に書籍化したケースも多数ある
  • 十代をメインターゲットにした青春作品をメインに、BLレーベルや「綺麗ごとじゃない青春」をコンセプトにしたアンチブルーレーベルの創刊など、新しい挑戦を続けているのも特徴
ユーザー数
コンテスト応募用と割り切る方がいいかも
コンテストの開催頻度
短編も長編も開催
書籍化のチャンス
自社レーベルに沿った作品なら拾い上げの可能性◎

ベリーズカフェ(berrys-cafe)

  • 運営:スターツ出版
  • マネタイズ:不可
  • 野いちごの姉妹サイトで、同時投稿もできる
  • 野いちごよりターゲットは上になり、大人の女性向け恋愛に特化しているのが特徴
  • 電子書籍専門レーベル・マカロン文庫ではレーベルのコンセプトに沿った恋愛小説を随時募集している
ユーザー数
コンテストの開催頻度
書籍化のチャンス
自社レーベルに沿った作品なら拾い上げの可能性◎

ノベルアップ+

  • 運営:株式会社ホビージャパン
  • マネタイズ:可
    貢献ポイント(応援課金)
  • アバターやスタンプなどユーザー同士の交流に関する機能が豊富
  • 挑戦的な企画やコンテストなどを開催している(うどん小説コンテストなど)
ユーザー数
コンテストの開催頻度
書籍化のチャンス

Nolaノベル

  • 運営:株式会社indent
  • マネタイズ:不可
  • 執筆ツールNolaの会社が運営している小説投稿サイトであり、作家に寄り添う取り組みを多数行っている
  • 「編集部の掲示板」では常時多数のレーベルや編集部が作品を募集しており、作品の商業化のチャンスが豊富。「編集部の掲示板」の機能だけでもNolaノベルを利用する価値がある
ユーザー数
読み手は少ないので応募用と割り切る!
コンテストの開催頻度
書籍化のチャンス

pixiv

  • 運営:ピクシブ株式会社
  • マネタイズ:可能
    「pixivFANBOXや「pixivBOOTH」などでファンからの支援金を受け取ったり、作品の販売ができる
  • 小説の企画・コンテストは毎月開催されている
  • 一次創作、二次創作、どちらの投稿も可能
ユーザー数
コンテストの開催頻度
書籍化のチャンス

note

  • 運営:株式会社note
  • マネタイズ:可能
    チップ(応援課金)・作品の有料販売
  • 広告は一切なし
  • 小説専用のサイトではなく、多種多様なクリエイターが様々なコンテンツを発表しているプラットフォーム
  • 年に一度開催される「創作大賞」では多数の出版社が参加する大型コンテスト
ユーザー数
多いが、小説を目的としているユーザーだけではない
コンテストの開催頻度
年に一度の創作大賞以外は記事やエッセイがメイン
書籍化のチャンス

monogatary.com

  • 運営:ソニー・ミュージックエンタテインメント
  • マネタイズ:不可
  • 毎日更新される「お題」に沿ってユーザーが物語を投稿する
  • YOASOBIによる小説の楽曲化が有名。ほかにも小説を原作としたパンやアクセサリーのコンテストなど珍しいコンテストを多数開催している
ユーザー数
コンテストの開催頻度
他にはないレアなコンテスト多数
書籍化のチャンス

ネオページ

  • 運営:株式会社ネオページ
  • マネタイズ:可能
    有償連載契約(ただし、契約審査あり)
  • 現在は長編作品を中心にしたコンテストやプログラムを中心に作家を集めている
  • 友達招待キャンペーンなど、読者のための企画も行っている
ユーザー数
コンテストの開催頻度
様々なジャンルのコンテストを開催
書籍化のチャンス
サイト上の有償連載のチャンスは多い

その他の小説投稿サイト

上記に挙げた特におすすめしたい13サイト以外にも、利用する意義のあるサイトはたくさん存在します。
一部、サイト名と特徴を紹介します。

ステキブンゲイ

一般文芸に特化した小説投稿サイト。書籍化を目指すコンテストも開催されている。

ラノベストリート

ライトノベル専用の小説投稿サイト。ステキブンゲイと同じく中村航氏が運営。

ツギクル

 出版申請ができ、運営に打診ができる。一定のポイントを得ることで、コミカライズの打診もできるようになった。タイトルのAI生成機能がある。

ノベルバ

株式会社ビーグリーが運営しており、マンガ原作の掘り起こしもしている。報酬プログラムあり。

プリ小説

 GMOが運営。夢小説で会話形式のストーリーが楽しめる。チャレンジ作家という公式作家を目指すための制度がある。

ショートショートガーデン(SSG)

 ショートショート作家の田丸雅智氏が運営。400字が上限のショートショート投稿サイト。

TapNovel(タップノベル)

 ゲーム小説が作れる。一般的な小説投稿サイトとは違うが、作品の動画化など新しい挑戦を積極的にしている。シナリオを作成するクリエイターにおすすめ。

文豪コロシアム

作家が遊べる小説投稿サイト。コンテストも開催している。

Tales

 投稿作品を小説、マンガ、アニメ、映像など、さまざまなメディアで展開して多くの人に届けることでクリエイターや作品の可能性を広げようとしている。広告収益でのマネタイズ可能。

テラーノベル(Teller Novel)

チャット型小説サイト。コミカライズやショートドラマ化などメディアミックスのチャンスあり。

小説投稿サイトを選ぶときに

ノートとペンの写真

選ぶ際に、あなたが小説を投稿するにあたって何を求めているかを考えることが必要です。

・どんなジャンルを書きたいのか
・たくさんの人に読まれたいのか
・コンテストに応募したいのか
・趣味で書くのか、作家を目指すのか
・収益化したいのか
・創作を通して人とコミュニケーションをとりたいのか

その目的によって、最適な小説投稿サイトは変わってきます。

ひとつの投稿サイトだけでなく、複数のサイトに登録することも視野に入れましょう。

ただ、選ぶためにはどのような投稿サイトがあるのかを知っておかなければなりません。

そのため、今回の記事では色々な投稿サイトをご紹介させていただきました。

各サイトの説明は本当にざっくりしたものなので、実際に利用してみて相性を確かめるのが確実だと思います。

また、小説投稿サイトで現在開催されているコンテストは、こちらの記事にまとめています。
ぜひ、こちらも参考にしてください。

記事を読んでいただき、ありがとうございました!

【参考・引用文献】
小説投稿サイトは8年前とどう変わったか? 「小説家になろう」「カクヨム」「エブリスタ」に聞く【HON-CF2024レポート】
株式会社アルファポリス  IR情報 2025年3月期 決算説明資料

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コメント

コメント一覧 (10件)

    • 山田様
      コメントありがとうございます。
      小説投稿サイトへの投稿でということでしょうか?
      エクセルで書いた横書きの小説でも、投稿に関して何ら問題はないと思います。
      小説投稿サイト自体も横書きでの表示がほとんどですので……。
      読まれるかどうかは作品のジャンルや投稿場所によりますので、一概にお答えはできません。
      ぜひ、色々なサイトを見て気になった場所を見つけてもらえたらと思います!

    • 山田峰和様
      https://creative-story.net/novel-mochikomi/
      こちらの記事が参考になると思いますので、よろしければご覧ください。
      山田様の作品のジャンルや、小説を書く目的によって選択するのがいいと思います。
      郵送もコンテストに応募するのか、出版社に持ち込むのかでも意味が変わってきます。
      少しでもお役に立つことができたなら幸いです。

  • ものすごく参考になりました。 
    これから小説を書いていこうと思っているので、ものすごく優しいサイトです!
    ありがとうございます!

    • アクア様

      励みになるコメント、ありがとうございます!
      これからも小説を書いていく皆様のお役に立てるサイトでいられるように、頑張っていきます。
      今後とも、よろしくお願いいたします。

  • オリジナル小説を読むならどんなのあるかなと思い、参考にさせていただきました。

    ここでいう「異世界」とは異世界転生ものでしょうか。
    日本、地球以外が舞台になっているものを「異世界」と言っているのでしょうか。

    また、私も話を考えるのが好きで、ファンタジーでどれも舞台は地球ではありません。
    もし投稿というより趣味で書いてみたいという時は、どのサイトが向いているでしょうか。
    考えている話の世界観としてはどれも、ファンタジーだけれどストーリー内容としては少女漫画っぽいと思います。

    • 水月様

      コメントありがとうございます。こちらのページで書いている「異世界」は「異世界転生もの」のことを書いてます。(わかりにくくて申し訳ないです)
      ファンタジーでしたらどのサイトでもそれなりの投稿数があると思います。手間になるかもしれませんがいくつか投稿してみて、一番自分に合っていそうなものだったり、反応をもらえたサイトを見つけるのもいいと思います。広告収益が入る投稿サイトもあるので、ぜひお試しください。

  • わたしはハイファンタジーで書き、カクヨムに上げてるものですが、もしかしたらもっとジャンルの適性が高いサイトがあるのではないかと思うのですが、それがどのサイトであるのかまだ情報収集中でして、コメントに記載しておくと他の方にも何らかのプラスになると思うので書き置きしておきます。

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