小説を書くときに守るべきルール【初心者のための書き方講座】web小説と公募用原稿での違いも解説!

小説を書こうと思ったとき、「書き方」について知りたくなりますよね。

アイディアの出し方やプロットの作り方など、様々な創作論がありますが、当記事では創作論については書きません

知っておいたほうがいい文章に関わるルールや作法について解説をします。

web作家さんは独学で学ぶことも多いと思うので、この情報のまとめが創作に役立てば幸いです。

・小説を書きたい

・これから公募に挑戦しようと思っている

・小説の文章作法を学びたい

この記事はこんな人におすすめ!
目次

web投稿する小説と公募用原稿は違う

 はじめに文章作法について話す前に、前提を説明します。

よく、webに投稿されている作品に関して「行頭字下げをしていない」「感嘆符のあとに空白がない」と指摘しているコメントを見ることがあります。

個人的な考えではありますが、小説投稿サイトに投稿する文章において、これらは必ず守らなければならないものではありません。

文章のルールは縦書きの原稿用紙を想定し、読みやすくするためのものがほとんどです。

つまり「横書き」や「スマホからの閲覧」が多い小説投稿サイトでは、それらのルールが読みやすさに繋がらないことがあります。

読む形や個々人の感覚で読みやすさは変わります。

そのなかでもできる工夫を考え、読者の獲得に繋げることが一番だと思います。

ただし、公募に送る原稿ではそうはいきません。

最低限の文章作法を守ることで、作品の印象を良くすることができます。

作家を目指す方は、知識として入れておく方が無難です。

ルールを知ったうえでどう表現するか、自分の最適解を見つけていきましょう。

(もちろん、横書きでも文章作法をきっちり守る……という考えも表現のひとつです)

縦書き原稿の原則

注意

ここからは縦書き原稿・文字組版の原則を説明します。

なお、記事の形式上横書きでの表現となります。ご了承ください。

文章の行頭

文章の行頭(書き出しや改行後)は、文章のはじめを1マス空けましょう。

「字下げ」と言われるものです。

 天着きとは、標準字詰めの最上部から組み起こす組版様式のことです。
 改行部は一字下げましょう。

「さぁ、勉強だ」

天着きとは、標準字詰めの最上部から組み起こす組版様式のことです。
改行部は一字下げましょう。

  「さぁ、勉強だ」

会話文「」(かぎかっこ)から始まるものは、字下げの必要がありません。

感嘆符・疑問符について

感嘆符は「」のこと。

疑問符は「」のことです。

感嘆符や疑問符を使用したあとは、そのまま文章を続けずに1マス空けます。

 感嘆符はエクスクラメーションマークとも言います! でも、びっくりマークと呼ぶこともあるんだって? ちなみにこれはクエスチョンマークです。

 感嘆符はエクスクラメーションマークとも言う!でも、びっくりマークと呼ぶこともあるんだって?ちなみにこれはクエスチョンマークです。

行末や会話文の最後の場合はスペースをつけません。

「アマダレって言うんだって!」

「アマダレって言うんだって! 」

感嘆符・疑問符のあとには句読点はつけません。

 これがはてなマーク? ミミダレとも言うんだよ?

 これがはてなマーク?、 ミミダレとも言うんだよ?。

また、原稿用紙では1マスで1文字です。

!?」等は縦書きだとふたつ感嘆符・疑問符が続いておかしくなりますので「」を使う方がいいでしょう。

―(ダッシュ)と…(三点リーダー)は二倍

 この原則は慣例として残っているものです。

二個以上使用するときも偶数で使用されることが推薦されます。

 ときどき「なかぐろ」を三点リーダーとして使っているのを見る……

――僕は、三点リーダーのが好きだと思った。

ときどき「なかぐろ」を三点リーダーとして使っているのを見る…

 ―――僕は、三点リーダーのが好きだと思った。

括弧内の文末に句点は必要ない

かぎ括弧や丸括弧の文末に句点は使いません。

「ここでは書いていないけど、禁則処理とかを説明すると大変よね」

(回避とかね)

「ここでは書いていないけど、禁則処理とかを説明すると大変よね。」

(回避とかね。)

作文だと、かぎ括弧と句読点を同時に書くので紛らわしいですが、小説を書くなら句点は不要です。

数字は漢数字

 縦書き原稿用紙では数字は漢数字を使うのが好ましいです。

ただし、表す数字によってはアラビア数字を使用する方が適切なものもあります。

作者の好みにもよりますが、表記するものの概念で漢数字かアラビア数字かで統一することをおすすめします。

回避について

原稿において注意すべきことで、

  1. 行頭回避
  2. 行末回避
  3. 分離回避

のみっつがあります。(禁止と表記されることもあります)

これはもともと独り立ちしない符号や仮名文字が、行頭や行末に置かれるのをNGとするものです。

例えば、句読点を行頭に置くのはNGなので、原稿用紙では欄外に「。」を打ちますよね。あれのことです。

行頭回避
  1. くぎり符
    、 。 ・ など
  2. くくり符の受け
    ) 〕】」 など
  3. つなぎ符のうち
    ‐ ゠  など
  4. 表音符・抑揚符
    々 ! ? など
  5. 偏り仮名
    ゃ ゅ ょ など

ほかにも返り符、撥音仮名などが該当します。

行末回避

くくり符起こし

 ( 【 『 「 など

分離回避

――や……が行をまたぐのを回避する。

この三点に置いては原則回避するとされていますが、許容されることもありますので「絶対」ではありません。

なお、回避についてはご自身で自費出版・kindle出版などをする場合は知識としてあった方がいいと思いますが、新人賞に出す原稿ではそこまで徹底しなくてもいいと思われます。
(書籍化の場合に編集や校正も入るので)

原則はあるが、絶対ではない

 最後に、文章において上記のような原則はありますが、これは絶対ではありません。

書籍や公募用の原稿を意識するとき、知識として知っておくほうがよいでしょう。

ですが、web上の小説においては他人に強制すべきルールではないことをお伝えしようと思います。

私自身、現在校正・校閲について学ばせていただいていますが、はっきり言えば正解がないことが多い分野です。

いや「正解がたくさんある」と書いた方がいいでしょうか。

文章の作法や使い方は個人はもちろん、時代、掲載媒体、会社によっても変わります。

日頃からアンテナを広げ、様々な情報を見て、自分が納得する創作をしていきましょう。

はにぃくん

記事を読んでいただき、ありがとうございました!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今小説を執筆中の者です。とても勉強になりました。こうしたHPを作って下さってありがとうございます。頑張ります。

    • 山口 華子様
      励みになるコメント、ありがとうございます。
      小説を書くのは大変なようで難しいですよね。
      でも、楽しいこともたくさんあると思っています。
      お互い、楽しみながら頑張りましょうね!

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